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育成型ゲームの考え方2
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1999.12.21
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| <育成〜どこでもいっしょの場合〜> プレイステーションのどこでもいっしょの内部を調べてみましょう。といっても、内部を見たことはないので、筆者ならばこう作るという観点で書いてみます。 育成ゲームの考え方は育成1,2で書いてきたので、ここではポイントだけを押さえてみましょう。育成2で書いたシーマンとどこでもいっしょは会話をする人口無能と言う点で同じジャンルに属するプログラムです。しかし、プログラムに当たった根本的に違う事があります。それはハードウェアの性能の違いです。ドリームキャストとポケットステーションは見ただけで性能に差があることがわかると思います。 そのために、同じ会話型ゲームでもシーマンと比べるとどこでもいっしょは作りを感略化したゲームシステムを採用しており、シーマンから比べるといろいろな違いが見えてきます。どこでもいっしょの開発者の名誉のためにも言っておきますが、ポケットステーションという限られた機能の中にプログラムを作るのですからシーマンのような高度なものを作りたくてもできません。限られた機能の中であれだけ遊べるゲームを作り込むための簡略化であることを前提に読んでみてください。 ☆入力の簡略 まず、入力に関してですが、シーマンが音声での入力を行っているのに対し、どこでもいっっしょはボタンからの入力を行わせます。これだけでシーマンにあった「音声認識」が不要になります。といっても「音声認識」を実装している方が現状は特殊なのかもしれませんね。入力に関しては音声入力よりも大きな違いがあります。それは一度に入力する情報の違いです。シーマンでは文章で入力するのに対して、どこでもいっしょは単語での入力、または選択方式で入力を行わせます。単語での入力しか許さないと言うことはシーマンにあった構文解析が必要ないということになります。さらに、ほとんどの場合、入力する単語を先に限定しているので、単語の意味を解析するプログラムを簡略化できます。また、選択方式であれば単語の意味を解析するプログラムさえ必要なくなります。だって、ユーザがなにを答えてくるかを限定して言うのですからね。 ☆データベースの簡略 「入力の簡略」でふれていますが、構文解析の部分を簡略化できるということは、構文解析に必要な情報が少なくてすむことを示します。さらにユーザの回答を事前に制約をしているので、一つの単語に必要な情報量(たとえば、「ごはん=名詞、食べ物、好物」)を減らすこともできます。 ☆人口無能の簡略 ユーザの回答を事前に制約をしているということは、回答もある程度予想がつくと言うことになります。シーマンでもある程度は予想しているのかもしれませんが、どこでもいっしょと比べればかなりの幅と量、質を持っていると思われます。 ☆会話なのか? ところで、どこでもいっしょは会話をしているの?ゲームを少し遊んでいると、ゲームの大半はキャラクタの質問にプレイヤが答えるという構成になっていることに気づきます。 たとえば「友達はいるの?いる?いない?」→いるよ→「なんて名前?」→ささやき→「どんな仕事しているの」→サラリーマン→「へー、サラリーマンのささやきと友達なんだ。サラリーマンは大変だよね。」と会話が進みます。(この会話は実際のゲームとは関係に出てくるものではありません) なにか会話をしているように感じますよね。しかし、これはデータベースに情報をためるための、いわゆるアンケートです。上の会話から「ユーザの友達=ささやき」「ささやき=サラリーマン」「サラリーマン=仕事」という情報を得ることができました。 得た情報は「人の一覧」「単語の一覧」に分けて格納したらどうでしょう。人の一覧に格納する単位は人であり、人の情報として仕事や年齢、ユーザとの関係、仕事、性別・・・などのパラメータを持たせます。もちろん年齢や仕事なども気が向いたときにユーザに聞いて情報をためます。単語の一覧に単語単位に格納するとし、パラメータとして単語の属性(仕事、食べ物、遊び、楽しいこと)などを持たせます。 上の会話から「人の一覧」には「ささやき=友達、仕事はサラリーマン」という情報を追加し、「単語の一覧」には「サラリーマン=仕事」という情報を追加します。 ☆質問だけではつまらない 当然、質問に答えるだけではユーザに飽きられてしまいます。たまには面白いことでも言ってみましょう。たとえば「***と***は付き合っているらしいよ」などという噂でも作ってね。 このような会話はとても簡単に組み立てることができます。たとえば会話のデータベースに「"人名1"と"人名2"は付き合っているらしいよ」という文章をたくさん登録しておき、ランダムで話をする文章を決定します。上の文章を話す場合には、人名xxには「人の一覧」からランダムに名前を選択し埋め込むというように作っておけばよいです。 ☆ね簡単でしょ シーマンと違ってどこでもいっしょを作ることは簡単そうでしょ?ためしに作ってみてはどうです?でも、賢くしようとか完成度を高めようと思えば、工夫しなければいけないことがたくさんあったりして面白い 最後になりましたが、Webの検索エンジンで「人口無能」と検索したら、Webページ上で会話を楽しめるコンテンツがいくつか見つかるはずです。もしよろしければ、そういうページに行ってみるのも一興かと。 |