4.プログラム言語とは



 
前節で、プログラムは人間に理解できる単語の組合わせで記述すると書きましたが、実際にはどのようなものか例を挙げてみます。 
「BASIC言語」
A=3
B=5
C=A+B
PRINT C
「C言語」
A=3;
B=5;
C=A+B;
printf("%d",C);
「LGP」
A=3
B=5
C=A+B
G@PRINT(CH,0,0,STR(C))

これは足し算の結果を画面に表示するだけの簡単なプログラムです。「PRINT」「printf」「S@PRINT」は各々の各言語で「””(ダブルクォテーション)」に挟まれた文字列を画面に文字列を表示する命令です。記述の形式は言語によって多少異なりますが、似ている事は分かると思います。ですから一つの言語をマスターすれば後は言語の違いだけをマスターすれば、直ぐにでも新しい言語での開発に入って行けるはずです。これはプログラム開発会社に勤めている方にはよくある事であり、私もその中の一人です。2年前にも納期まで半年もないプロジェクト(ユニット人員7人(うち5人がパソコンの開発初))で、VisualBasicとVisualC++を勉強して製品や製品のテスト用プログラムを作ったという、つらい経験が・・・・(まあ試行錯誤してたあとで結果が出たときの喜びはかなりのものですがね(^^))

ちょっと脱線しますが、多くのプログラムでは言語に英語を採用しています。別に「PRINT」と言う所を「表示」と言うように日本語で書いた方が日本人にとっては楽ではないのかなどと思われるかもしれません。実は日本語で記述できる言語も存在します。が、プログラム言語の生まれ故郷が英語圏が多いという簡単な理由から英語ベースのものが多いのです。他にも世界での公用語が英語であると言う事とか、英語の方がキーボードでの入力が楽(押す数が少ない)とか、あえて日本語にしなくても、英語で十分理解できるからであったりする等と言う理由から日本語ベースのプログラム言語が普及しないのだと思います。
まあ、英語ベースといっても基礎的に覚えなければならない単語は数個しかないので気にする必要もありませんがね。