7.2.定数




プログラムで演算等を行なう際、数字や文字列を直接指定する事になりますが、その値の事を定数といいます。例えば「5+6」とあれば、5と6が定数になります。定数の種類には次のものがあります。

@整数定数
整数定数は整数値を定義するもので、-2,147,483,648〜2,147,483,647までの整数値です。(負の値は先頭に「−」をつける事で表します。)
マニュアルの中では「 int 」で示します。
整数定数は2進数/10進数/16進数で指定できます。ここの指定の方法を次に述べます。
種別
指定方法
2進数の指定 「0B(ゼロ、ビー)」に続いて「0」と「1」で示します。
例)「0B00100100」
10進数の指定 「0」〜「9」で示します。
例)「125486」
16進数の指定 「0X(ゼロ、エックス)」に続いて「0」〜「9」,「A」〜「F」で示します。
例)「0X1A35BC」


A固定小数点定数
固定小数点定数は小数値を定義するものです。LGPでは三角関数を扱うときなど特定の場合に使用しますが、LGPでは整数しか扱う事が出来ませんので、ちょっとして特殊(ごまかし?)な定義方法をします。
小数点の範囲は、整数部+32767〜−32768、小数部0.000015(1/216)単位で指定できます。(負の値は先頭に「−」をつける事で表します。)
考え方としては、65536を論理的に0であり、小数点で指定したい値を65536倍した値をLGPに指定します。逆にLGPで指定または取得した値を65536で割った値が実際の値という事になります。
マニュアルの中では「 float」で示します。
固定小数点定数の指定 指定する小数点の数値を65536倍して指定します。
「0」〜「9」で示します。
例)「98304」・・・・・・実際の数値は「1.5」です

B文字定数

文字定数は文字列を定義するものです。LGPでは画面表示する文字列を指定したり、ファイルに出力する文字列を指定する場合に使用されます。
マニュアルの中では「char」で示します。
文字定数の指定 文字列をダブルクォテーション(”)で囲んで指定します。