7.5.変数




定数がプログラムの最初から最後まで変化する事の無い値というのに対して、プログラムの処理の流れで同じ演算式の数値要素を逐次変更するようにしたい場合の指定方法です。
イメージとしては「1つの定数を入れられる名前の付いた箱」です。
計算をする場合「4+6」というように定数(4と6)を書きますが、この記述では4と6を足す事しか出来ません。何を言っているのかといえば、「4+6の6の所を逐次換えれるようにしたい」場合など、何かの事象の条件によって計算の要素を変化させたい場合に適用します。
例えば、ユーザーの指定した値に4を足す場合、ユーザーの指定した値を変数Aに入れておいて、「4+A」という記述の計算式を実行すれば良いのです。



変数はメモリの許す限り種類を増やす事が出来、変数の違いは変数に付ける名前(変数名)で区別します。ただ変数名に付けれる名前には以下の規則があります。(但し、これらの規則は言語により多少違いがあるので気を付けてください。)
@命令文や関数名称を付けてはならない。但し、
A名前の先頭1文字はアルファベットでなければならない。
B変数名の中に「空白」「<>+−*/=( ,)$’”;:」の記号及び倍角文字を使ってはならない
C変数名の長さに制限はない
D大文字小文字の識別はない

変数名には変数の用途(中に入れる数値の意味)が連想できるような名前を付けると良いでしょう。例えば、身長を入れておくならば「SHINCYOU」、点数なら「TEN」とかいうようにね。

変数には数字以外に文字列を入れておくことの出来る文字変数という物が有ります。名前の規則は数字を入れる変数と同じですが変数名の最後に$記号をつけます。(ex.A$=”ABC”)
文字変数に対し数字を入れる変数を数値変数といいます。
なお、数値変数と文字変数には同じ名前を付ける事が出来ない事に気を付けてください。
(例えば「KEKKA」と「KEKKA$」は同時に使えない)