004 描画関数の種類(G@CHRCOPYF)

画像の描画(コピー)を指示する関数には「G@CHRCOPY」「G@CHRCOPYF」「G@CHRCOPYC」の3種類があります。G@CHRCOPY関数は「003 変形して描画する」で説明するように、G@CHRRECT関数で指定のサイズ(左上と右下の座標を指定)で描画することができます。
これに対し、G@CHRCOPYF関数はコピー先の位置(左上)のみ指定できます。画像の変形が必要ない場合、G@CHRCOPY関数では必ずコピー先のサイズ(左上と右下の座標を指定)を指定しなければなりませんが、G@CHRCOPYF関数はコピー先の位置(左上)のみ指定すればいいので便利です。
G@CHRCOPY関数とG@CHRCOPYF関数の違いはこれだけです。

読み込んだビットマップ画像を描画させてみます。
下のビットマップ(縦横256ドット)を読み込んで


下のようにウィンドウ画面に描画させます。


もっとも簡単なプログラムは以下のようになります。

サンプルプログラム「2d 004」

CH = G@SETUP(640, 480, 16, 1)
B1 = G@CHRLOAD("DATA1.BMP")
LOOP
 G@CHRCLEAR(CH)
 G@CHRRECT(CH, 300, 200)
 G@CHRCOPYF(B1, CH)
 G@FLIP()
ENDLOOP

赤字のG@CHRRECTで描画する位置を指定します。G@CHRRECTの4番と5番目の引数は指定をしても無視します。