Chapter2. 文法
2.5 定数
定数は、ユーザプログラムの実行で変化する事のない固定した値です。定数には整数定数、固定小数点定数、文字定数があります。
- @ 整数定数
- 整数定数は整数値を定義するもので、-2,147,483,648〜2,147,483,647 までの整数値です。(負の値は先頭に「-」をつける事で表します。)
マニュアルの中では「int」で示します。
整数定数は2進数/10進数/16進数で指定できます。ここの指定の方法を次に述べます。
- A.2進数
- 「0B」に続いて「0」と「1」で示します。
例:0B00100100
- B.10進数
- 「0」〜「9」で示します。
例:125486
- C.16進数
- 「0X」に続いて「0」〜「9」、「A」〜「F」で示します。
例:0X1A35BC
- A 固定小数点定数
- 固定小数点定数は小数点以下の数値を定義するもので、整数部 -32768〜32767、小数部 2-16(1.5e-5)の数値です。(負の値は先頭に「-」(マイナス)をつける事で表します)
但し、内部では固定小数点定数を整数値に変換して処理を行っています。「10」と指定した場合内部では 65536倍した「655360」となります。
「1.0」と「65536」は同じ。
「1」と「1.0」は異なる。
つまり、整数定数を 216倍(整数部 16bit、小数部 16bit)しているだけなので、整数を固定小数点にするには 216倍、固定小数点を整数にするには 216 で割ってください。SIN や COS などの一部数値関数で使用します。
マニュアルの中では「float」で示します。
整数部と小数部の間にピリオード「.」を挿んで指定します。
例:125486.24
- B文字定数
- 文字定数は文字列を定義するもので、ダブルクォテーション「"」で囲んだすべての文字(漢字も含む)です。(文字列の長さには制限はありません)
マニュアルの中では「char」で示します。