Chapter2. 文法
2.9.2 算術式
算術式は、2つの値を演算する為の機能です。
算術を行うには、算術を行いたい2つの値の間に、算術の種類を示す算術演算子を挟むように記述する事でプログラムします。
算術を行う値には、数値、変数、配列を指定できる。
算術演算子の種類には以下のものがある。
演算子
内容
A
+
B
A+B。加算
A
-
B
A−B。減算
A
*
B
A×B。乗算
A
/
B
A÷B。除算
A
%
B
A÷Bの余り。剰余
A
<<
B
A を B回分の左シフト。2の倍数での乗算(×2、×4、×8…)と同じ。
A
>>
B
A を B回分の右シフト。2の倍数での除算(÷2、÷4、÷8…)と同じ。
注意して欲しい事があります。それは、演算した結果が -2,147,483,648〜2,147,483,647 の範囲を超えた(オーバーフローといいます)場合の結果です。
変数は下図に示すようにプラスマイナス方向共範囲を超えるとプラスマイナス逆転しますので、オーバーしないようにプログラムを作る事が懸命です。
例1.変数 A を 10倍して変数 B に代入する。
B=A*10