Chapter2. 文法


2.7 配列

 配列は複数の変数(要素)の集合体であり、連続的な領域として番号による規則的な取り扱いを行う事が出来るものです。
 配列には整数配列、実数配列、文字配列があり、それぞれ整数変数、文字変数を集合体として扱います。
 配列中の変数(要素)は要素番号を指定する事で特定し、代入や比較等のあらゆる処理は変数と同様な扱い方が出来ます。

宣言

 配列を使用するには DIM ステートメントで前もって宣言しておく必要があります。宣言は DIM ステートメントに続き、配列名称、要素数を括弧で囲んで指定します。
 例えば、10個の要素を持つ A という配列(10個の変数の集まり)を定義は以下のように行います。
DIM  A( 10 )
 配列の要素は多次元的に指定する事が出来ます。多次元的な配列の指定は配列名称に続く括弧内に次元数分の要素数をカンマ「,」で区切って指定します。(要素数及び次元数に制限はありません)
 なお、配列内の変数(要素)は初期化されています。
 例えば、5×10 の要素を持つAという配列(50個の変数の集まり)を定義は以下のように行います。
DIM  A( 5 , 10 )

使用法

 配列は配列名称に続き、使用する要素番号を括弧で囲んで指定します。なお、宣言した以上の要素番号を指定してはいけません。(エラーチェックはされません)
 要素番号は 0 から始まる数値で指定してください。
例1
 例えば「DIM A( 10 )」の5番目の要素は、要素番号 0 から数えて 5 個目の要素番号 4 が該当する。
 要素番号 4 に 100 を代入するには、次のようなプログラムとなる。
A( 4 ) = 100
《イメージ》
番号:
0123456789
    100     
例2
 例えば「DIM A( 5 , 10 )」の要素番目 3×6 に 256 を代入するには、次のようなプログラムとなる。
A( 3 , 6 ) = 256
《イメージ》
番号:
0123456789
0
1
2
3
4
          
          
          
      256