Chapter2. 文法


2.9.3 関係式

 関係式は2つの値を比較する為の機能である。
 比較を行うには、比較を行いたい2つの値の間に、比較の種類を示す関係演算子を挟むように記述する事でプログラムします。
 比較を行う値には、数値、変数、配列、文字列を指定できる。
 左辺と右辺は同じ種類の値(数値または文字)を指定してください。
 関係演算子の種類には以下のものがある。
演算子内容
A == B
A = B
A=B。等しい(*1)
A <> BA≠B。等しくない
A > BA>B。Aの方が大きい
A < BA<B。Aの方が小さい
A >= BA≧B。AはB以上
A <= BA≦B。AはB以下
 関係演算の結果は、真(-1)、偽(0)で返されます。
*1
「==」と「=」は同じ属性を持つ演算子ですが、「=」は 6.9.7 章で記述する優先順位では代入式と同等となります。その為「=」のみの演算(又は「=」のみの演算を括弧で囲む)では利用できますが、他の演算子と論理式と組み合わせて使用する場合は気を付けてください。
 なるべく「==」を使う事をお勧めします。