Chapter3. ステートメント
3.1 制御系ステートメント
ステートメント名
STATIC
機能
グローバル変数及びグローバル配列を定義します。STATIC 文に続き変数を指定します。
書式
@
STATIC
変数名
A
STATIC DIM
配列名
(
要素数
)
解説
通常の変数(ローカル変数と呼ぶ)は同一のユーザー関数の中だけで有効であり、ユーザー関数間でお互いの変数を参照する事は出来ないと言うのに対して、どのユーザー関数からでも参照できる変数がグローバル変数である。ローカル変数は前もって準備する事無く使い始める事が出来るが、グローバル変数は前もって使う事を宣言する必要がある。
ローカル変数に対するグローバル変数と言うように、配列にもグローバル配列がある。
グローバル配列の定義は、
DIM
も前に STATIC を指定することで行う。
グローバル変数/配列は、ローカル変数/配列よりも処理が多少遅くなるので多用は避けるのが懸命である。
用例
変数 B に 10 を代入した状態でユーザ関数 F1 と F2 を実行する。結果として変数 B は 10、変数 A は 20 となる。
STATIC A FUNC F1( ) B = 5 A = B ENDFUNC FUNC F2( ) B = 20 A = B ENDFUNC B = 10 F1( ) F2( )