Ｃｈａｐｔｅｒ３． ステートメント

３.１　制御系ステートメント

ステートメント名

ＳＷＩＴＣＨ…ＣＡＳＥ…ＤＥＦＡＵＬＴ…ＥＮＤＳＷＩＴＣＨ

機能

SWITCH に指定した値と同じ値を持つ CASE 文に処理を移す。

書式

SWITCH 変数or配列
CASE 値:
　〜処理〜
［CASE 値:
　〜処理〜
…］
DEFAULT:
　〜処理〜
ENDSWITCH

解説

SWITCH〜ENDSWITCH 間に CASE に比較する値を記述する。
　¶変数の内容と CASE 後の値を比較し、等しければ、コロン後の処理に移ります。通常、処理の最後に BREAK を置いて SWITCH〜ENDSWITCH を抜けますが、それが無い場合は、次の処理に移ります。DEFAULT 後の処理は行わず、SWITCH〜ENDSWITCH を抜けます。
　¶変数の内容と全ての CASE 後の値を比較し、等しくない場合は、DEFAULT 後の処理を行います。
　尚、DEFAULT の後に CASE を指定する事は出来ない。
　
　例えば SWITCH に変数 A を指定し、1､2､3の値を持つ CASE を指定した場合で変数 A が「2」の場合は、「2」を持つ CASE の次に処理を移す。変数 A が1､2､3以外の場合は DEFAULT の次に処理を移す。なお、DEFAULT の後に CASE を指定する事は出来ない。
　CASE に処理を移し、次の CASE が現れたら値のチェックを行うことなく CASE の次に処理を移す。もし、次の CASE に処理を移すことなく ENDSELECT の直後に処理を移したいときは BREAK を実行すればよい。

用例

変数 A が「1」の場合は命令１を実行し、変数 A が「2」の場合は命令２と命令３を実行し、変数 A が「3」の場合は命令３を実行し、そのどれでもない場合は命令４を実行する。

SWITCH  A
  CASE  1:
    〜命令１〜
    BREAK
  CASE  2:
    〜命令２〜
  CASE  3:
    〜命令３〜
    BREAK
  DEFAULT:
    〜命令４〜
    BREAK
ENDSWITCH