Chapter4. 拡張関数


4.1 グラフィックス関数

関数名
G@CHRCOPYF2
機能
キャラクターパターンの画像をコピーする。指定した座標がコピー先の左上となるようにコピー元の画像を描画する。コピー元の任意の矩形をコピー先へコピーを行う。コピーはコピー元の矩形サイズで行なう。
書式
G@CHRCOPYF2(CN_Src,CN_Dest, dz[,Mirror][,Scale][,rot])
《パラメーター》
CN_Src int。コピー元のキャラクターパターン番号
G@CHRLOADまたはG@CHRMAKEで生成したキャラクターパターンを指定できる
CN_Dest int。コピー先のキャラクターパターン番号
G@SETUPまたはG@CHRLOAD、G@CHRMAKEで生成したキャラクターパターンを指定できる
dz float。コピー先の描画する奥行きを指定する。0〜1.0(0は手前、1.0は最奥)
Mirror int。反転指定。省略値:0。
0
:通常
1
:上下反転
2
:左右反転
3
:上下左右反転
Scale float。省略値:1.0。
画像を拡大縮小して描画する。1.0を等倍として2.0で2倍、0.5で半分のサイズで描画する。
拡大縮小はコピー先の左上を軸に処理する。
rot float。回転。省略値:0。
画像の描画角度を0〜360.0の度で指定する。
回転はコピー先の中心を回転の中心点として処理する。
解説
コピー元の任意の矩形をコピー先へコピーを行う。コピーはコピー元の矩形サイズで行なう。引数dzで描画する奥行きを指定することで、描画順に関係なく画像の奥行きを指定できる。描画順で上書きで描画すればいい場合はG@CHRCOPY,G@CHRCOPYF,G@CHRCOPYCを使用するとよい。
矩形の拡大縮小を行う場合は G@CHRCOPY を使うとよい。
コピー元にプライマリ画面(G@SETUPで生成した値)を指定できない。
本関数の実行前にG@CHRCOLORAを指定することで、コピー元のキャラクターパターンを透明にしたり、色合いを変更することができる。
コピー元のキャラクターパターンの特定色を透過したい(キャラクターの淵を描画したくない)場合は、G@CHRLOADCKEYまたは、G@CHRMAKEで指定することができる。
用例
読み込んだキャラクタを画面に表示します。
CN1 = G@SETUP( 640 , 480 , 8 , 1 )
CN2 = G@CHRLOAD("c:\donuts.bmp")
G@CHRCOPYF( CN2 , CN1 )
G@FLIP( )         // 書き込み画面と表示画面を切り替え