Ｃｈａｐｔｅｒ４． 拡張関数

４.１ グラフィックス関数

関数名

Ｇ＠ＳＥＴＵＰ

機能

　画面描画制御を初期化する。

書式

G@SETUP(WX,WY,色,モード )

《パラメーター》

WX	int。画面の幅
WY	int。画面の高さ
色	int。カラーのビットサイズ（１６，２４，３２）
モード	int。画面モード 0 ：フル画面 1 ：ウインドウ画面
戻り値	int。サーフェス番号（プライマリ･サーフェス)

解説

　画面の描画を行う場合は、始めに本関数を１度だけ実行してください。
　2Dフル画面と 2Dウインドウ画面では、フリップ後（G@FLIP 参照）の表示のされ方が異なります。2Dウインドウ画面ではフリップ前後で描画を行う画面（プライマリ･サーフェス）に変化はありませんが、2Dフル画面ではフリップ後の描画画面は１回前のフリップで画面に表示した時点の画像が入っています。2Dフル画面と 2Dウインドウ画面で動作が異ならないように、2Dフル画面で 2Dウインドウ画面と同等の動作を行うモードがあるので利用して下さい。ただし、2Dフル画面モードの方が僅かではありますが処理速度が早くなります。→フル／ウィンドウ画面
　各パラメーターの指定値は、ご使用の環境（ビデオボードの性能）により異なる。特に画面の幅と高さ、カラーのビットサイズは注意が必要である。多くの環境で動作させる場合には「640×480の16ビット」や「1024×768の16ビット」で開発することが望ましい。
　ご使用のグラフィックカードで使用できるモードは「コントロールパネル」の「画面プロパティ」にある「詳細」ボタンを押しプロパティ画面を開く。プロパティ画面の「アダプタ」タブにある「モードの一覧」をクリックすることで一覧が表示される。例として「RADEOM 9000」で設定できる画面モードの一覧を次に示す。

○：対応

画面サイズ 横×縦[bit]	カラービットサイズ[bit]
	16	24	32
640×480	○	○	○
800×600	○	○	○
1024×768	○	○	○
1152×864	○	○	○
1024×768	○	○	○
1280×1024	○	○	○

用例

画面設定を 画面サイズ 640×480、16bitカラー(65536色)、ウィンドウ画面とする。

CN = G@SETUP( 640 , 480 , 16 , 1 )